先生がくれたもの~運命に導かれて~
手術?
「あたしが、だよね?」
「他に誰がいんだよ。」
「え、だって、」
あたしの病気は…
「もしかしたら治るかもしれないんだ。」
「え?」
「…絶対とは言えないけどな。」
「どういう事?!」
「尾崎先輩覚えてるだろ?」
「うん。」
前の担当医の尾崎先生のことだよね?
「先輩は今アメリカにいるんだけど、向こうに瑠璃と同じ病気の人がいてさ、その人治ったんだ。」
「嘘!」