先生がくれたもの~運命に導かれて~


「あ、あの…み、水無瀬瑠璃です。」


「瑠璃ちゃんか、可愛い名前だね。」





何この感覚?


「あ、ありがとうございます。」


なんか…


ドキドキする。


噛みまくってるあたしに、小西先生は言った。


「そんなに緊張しなくていいんだよ。もっと楽にして。体にもあんまり良くない。」


「はい。」


「じゃあ、午後の検査の時にまた来るね。その時はあんまり噛むなよ。」


「はい。」


「じゃあね。」


小西先生は病室を出ていった。


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