先生がくれたもの~運命に導かれて~
その後先生が何も言わなくなったのは
助手席にいるあたしが先生な抱きついたから。
「瑠璃?」
「ご免。」
「否いいんだ。オレがこんな弱気になってちゃダメだよな?ご免な不安にさせて。」
「違うよ。」
「え?」
「あたしが不安だったのは、先生がどっかに行っちゃいそうだったから。」
「…どういう意味?」
「だって、先生あたしを治す為に日本に来たって言ったじゃん。」
「おぉ。」
「だからさ、治せないって事になったから、あたしから離れようとするんじゃないかって…」
「ご免な。」