先生がくれたもの~運命に導かれて~
「寝てるよ。超ぐっすり寝てるから。ご免な心配かけて。」
オレは瑠璃の頭を撫でる。
瑠璃はいつもみたいに頬を赤らめる。
可愛いんだから、全く。
「でも瑠璃はオレの心配とかしなくていいからな?」
「何で?」
「何でって、」
「あたし先生の彼女だよ?彼氏の心配して当たり前じゃん。」
瑠璃…
「だよな。じゃあこれからはオレ以外の心配するなよ?」
「先生以外とか、心配する人いないんだけど。ま、いらないけどね!」
「それでこそオレの女。」
オレはまた瑠璃の頭を撫でた。
瑠璃はすげー嬉しそうだった。