先生がくれたもの~運命に導かれて~
「木場先生…どうすれば…」
「大丈夫です。」
「大丈夫、なんですか!?」
「はい。その、瑠璃ちゃんの寿命から考えて、残りの生活に特に異常はきたさないかと。」
「…木場先生、脳の方も詳しいのですか?」
「えぇ、一応専門は脳ですし。」
「知りませんでした。」
「申し上げてなかったですからね。小西先生は主に心臓の方でしたよね?」
「はい。基本は。」
「ならこちらの処理は知らないでしょうね。ですが本当に大丈夫ですよ。ただ、適切な判断がしにくくなっているようなので、もしかしたら今回のように1人で何処かに行く事もあるでしょう、出来るだけ傍にいといてあげて下さい。」
「分かりました。」