先生がくれたもの~運命に導かれて~
そう。
瑠璃は3日後に18歳になる。
「忘れてた。」
「忘れるなよ!」
「だって、もう誕生日とか関係ないって思ってたもん。」
「何言ってんだよ。瑠璃のお母さんが瑠璃を産んでくれた日だぞ?超重要じゃん。」
「…うん。」
「じゃあ、明日か明後日に、指輪選んできてやる。」
「ありがとう。可愛いのね。」
「オレの趣味なめんなよ?」
オレはそう言って瑠璃の頭をくしゃくしゃに撫でた。
そうだ。
オレが瑠璃を幸せにするんだ。
そう誓いながら。