先生がくれたもの~運命に導かれて~


―午後3時―


あたしは眠っていた。


日差しがぽかぽかしててすごく眠かったから。


「瑠璃ちゃん、」


あたしはその声に目を覚ます。


「あ…」


小西先生だ。


「おはよう。」


あたしはバッて飛び起きた。


「あ、あの、あたし…」


「すごい気持ちよさそうに寝てたから、本当は起こしたくなかったんだけど。検査だから、ご免ね。」


その言葉に、あたしはキュンってした。


< 24 / 273 >

この作品をシェア

pagetop