先生がくれたもの~運命に導かれて~
きっとそうなんだ。
あたしと先生はそういう運命だったんだ。
出会って、好きになって、愛し合って…
あたしと先生は運命に導かれて出会ったんだ。
何だか夢みたいだった。
こんなにも幸せになれるなんて…
「瑠璃…」
「先生、始めよう。」
「始める?」
「結婚式!その為に来たんでしょ?」
「そうだったな。じゃあ始めるか。」
そう言って先生はあたしの目の前に立ち、じっとあたしを見つめる。
その真剣な目はあたしをドキドキさせた。
やっぱり慣れないな、この感じ。
だけど、今回はあたしも目を反らすわけにはいかない。
あたしもじっと先生を見つめた。