先生がくれたもの~運命に導かれて~
小西先生はすぐに来てくれた。
「お待たせ!」
「先生ご免ね。忙しいのに。」
「いいよ。オレは他の患者さんを持ってないからさ、結構忙しくないんだよ。」
「本当?」
「うん。よし!じゃあ乗って!」
あたしは車椅子に乗った。
と同時に、小西先生は車椅子を押し始めた。
…
超ドキドキする。
あたし達は病室を出た。
それだけでもすっごい嬉しかった。
レントゲン撮ったりするのでしか病室って出た事ないから、それ以外で外に出れるとか、なんか新鮮。