先生がくれたもの~運命に導かれて~


「…」


言葉が出ないのは水無瀬瑠璃も同じだった。


「瑠璃ちゃん、今日は一旦戻ろうか?」


「うん。」


水無瀬瑠璃の返事は先程までの輝きを失っていた。


そしてオレは、沈黙を保ったまま水無瀬瑠璃を病室まで連れて行く事しか出来なかった。


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