先生がくれたもの~運命に導かれて~


オレはギュッと目を瞑った。


マジでオレ最低だよ。


医者失格だ。


そう思い、眠りにつこうとした時だった。


「トゥルルルルートゥルルルルー」


医務室の電話がなった。


オレは電話の光を頼りに真っ暗な医務室の中を動いた。


「はい。」


「小西先生、至急…」


その内容を聞いてオレは医務室を飛び出した。


「水無瀬瑠璃さん、急に意識不明」


という言葉を耳にした瞬間に。


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