先生がくれたもの~運命に導かれて~
「なんか可笑しいな。」
「そう?」
「え?そう思わない?」
水無瀬瑠璃はハニカンで言った。
「今、可笑しいかどうか分からないくらい幸せ。」
「瑠璃ちゃん、」
「ん?」
「可愛すぎ。」
オレはもう一度抱き締めた。
マジでこいつ可愛い。
「なぁ、瑠璃って呼んでいい?」
「いいよ。」
「瑠璃、」
「ん?」
オレは瑠璃を離した。
「オレ、瑠璃の病気絶対治すから。」
「先生、」
「そしたらいろんな所行こうな。今は病院の中でしか一緒にいれないけど。」
「先生!」
「?」
「大好き…」
「オレも。」
オレ達は笑った。
この時のオレ達は、最高に幸せだった。