先生がくれたもの~運命に導かれて~
返事は…
「オレ、お前のこと好き。」
それこそ夢だと思った。
「え…?」
あたしは小西先生が好き。
だけど、本当に?
小西先生ははあたしを離し、あたしの顔を見つめた。
ヤバい…
自分の顔が真っ赤になっていくのが自分でも分かった。
心臓がヤバい程ドキドキしている。
だけど、
「先生…もう1回言って。」
もう一度聞きたかった。
その言葉をもう一度だけ聞きたかった。
「オレはお前が、瑠璃ちゃんのことが好き。」
「…」
「立場上こんなのはヤバいって分かってるけど、だけどオレ…もう気持ち抑えられない。」
小西先生はは真っ直ぐにあたしを見た。