先生がくれたもの~運命に導かれて~
「え?!えっと…多分。」
本当だ。
あたし達、両思いだったんだ。
なんか不思議。
「なんか可笑しいな。」
「そう?」
「え?そう思わない?」
「今、可笑しいかどうか分からないくらい幸せ。」
言っててめちゃめちゃ恥ずかしかった。
あたし何言ってるの?!
「瑠璃ちゃん、」
「ん?」
恥ずかしい…
「可愛すぎ。」
小西先生はもう一度あたしを抱き締めた。
ガチで恥ずかしい…
「なぁ、瑠璃って呼んでいい?」
小西先生はそんなあたしはお構い無しで言った。
「いいよ。」
「瑠璃、」
「ん?」
小西先生はあたしを離した。