先生がくれたもの~運命に導かれて~
新しい看護婦さん―瑠璃―
「え?!小百合お姉さんお休みなの?」
「らしいぞ。なんか骨折したとか言って、暫くは違う人が来るって。」
「そうなんだ…」
あたしは少しショックを受ける。
小百合お姉さん好きだったのにな。
「そんなにがっかりするなって。」
「うん。」
「瑠璃にはオレがいるだろう?」
「…」
あたしの顔は熱くなる。
小西先生ってそういう事さらっと言うんだよね。
そういうところってやっぱり大人だからかな?
でもそういうところ大好き。