その瞳に…魅せられて ~番外編~
「彼女を不安にしている貴方が
本当に…彼女に相応しいでしょうか?」
切羽詰ったようなリダの声…。
ルアンはただ不安そうにジキルを見ていた。
ジキルはただ…無表情。
「僕は相応しいと思う事が出来ません。
だから、別れていただけませんか。」
そんなリダの言葉に…動揺するルアン。
だがやはり…
ジキルは無表情のままだった。
「僕が幸せにします。絶対に。」
ハッキリとしたリダの言葉が
部屋に響き渡った…。
その後……。
「ふっ…」
と、ジキルが鼻で笑った事に…皆が驚いた。