その瞳に…魅せられて ~番外編~
「くっ!」
言葉を失ったようのリダから手を離すと
ジキルは顔を無表情に変えて…
…恐ろしく低い声で言葉を発した。
「お前こそ、ルアンに相応しくない。
ルアンの価値も知らずに…
手にいれようなどと……。
…俺に喧嘩を売っているとしか
思えんな。」
後退りを始めるリダ…。
ジキルはそんなリダの前で
ルアンを抱きしめると、
また口を緩めた。
「一昨日、行きやがれ。小僧」
…と…。