君のとなり



学校について門をくぐる。

11時半か…舞怒ってるだろうな。電話から2時間ぐらい立つし…


「おい!お前何やってんだ!!」

そんな声がして振り向くと、そこには…生徒指導の先生が私を見ている。

「…」

無視して教室に急ごうとした時、

ガシッ-

腕を捕まれてしまった。

「お前いい度胸だな。学年とクラスと名前は?」

「…1のA、南澤 亜季。」

「1年か、分かった。お前、髪も少し赤いな」

うるさいな…別に私の勝手じゃん。そんな事を思ったけど、めんどくさくなるので言わないけど…


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