遠くから来た男の子

森の中を探すのに、リズとレムにも、男の子は同じメガネをわたして言いました。

「メガネの横のスイッチをこうやって森林モードにするといいよ。ほら、茂った葉っぱがきれいに整理されて見えるし、木や動物たちとも話ができるから、いろいろな情報がもらえるよ」
　
２人はさっそく森の中に入っていきました。

妹のトーテは連絡係としてカルロといっしょに丘の家で、念願のお菓子を食べて待っていることになりました。


ジャンは小魚の群に「破へんを見なかったか」と尋ねましたが、皆、頭を横に振り、こう歌いました。

「まださ〜、まだだよ〜、今月は〜、目玉をまるくして探しちゃいるが〜何にもまだ見ちゃいない〜♪グングン、グングンと海まで流れちゃいないと思うが〜♪秋になったら〜戻りシャケのご夫人に聞いてみて♪」