遠くから来た男の子

ジャン達は、パソコンで破へんの画像を色々組み合わせて、男の子の描いた宇宙船の形に近付けようとしています。

「最後に小型船がおさまるのがこの辺りだから。その分のスペースははずして考えないと」と、リズが小型船のサイズを測ります。「ミナサンノマエデオハズカシイ。チキュウノタベモノ、オイシクテ、スコシフトッタカモシレマセン」と、紳士の姿の小型船が、みんなを笑わせます。

大人たちは、模型を作ったり、破へんを実際につないでみています。
ひさしぶりに、子供からお年寄りまで、みんなで力を合わせて取り組みました。
丘の家はとてもにぎわい、明るく楽しい雰囲気に包まれました。お年寄りも責任ある仕事に、とてもはりきりました。

「叔父さんにも、町の人とこんな交流させてあげたかったわね」と、レムが言うと、男の子はうなずきました。