俺サマ至上主義
「それでも、すごいものはすごいよ!」
「光留ちゃん…真守には勿体ないぐらいのいい子だねー」
ってお父さんは私に抱きついて
頭をワシャワシャした
『はぁ…ホントに俺に会いに来ただけなのか?』
「うん、そうだよ?」
お父さんは私に抱きついたまま
キョトンとした顔で言った
『へぇ…じゃぁもう帰れ』
「今日は泊まっていくよ
光留ちゃんいるし、ね?」
え?私?
「は…はい…いいんだよね?」
だってここは先輩の家であって
お父さんの家でもあるんだもんね
『じゃぁ、泊まってけよ…』