俺サマ至上主義



「だってよく考えたらそうかなぁって…
婿入りだったのはビックリだったけど」



『俺も最初、
話聞いた時はビックリしたけどな』



「そのときのTシャツは
私の一番の宝物なの」



そう言ったお母さんの顔は
とても乙女の顔をしてた…


私もずっと好きあってる
こんな風な夫婦になりたいな

って心の底からそう思った



「あっ…!じゃぁ光留ちゃんも真守にもらったりした?」



「はい、もらいました!
私もそれが宝物です」



そして楽しく茶を飲んだり
ケーキを食べたりしてた



「あの…お父さんは…?」



「それがね?俺も光留ちゃんに
会いたいって言い張って
たんだけど大事な仕事が」
入っちゃってね…夕方には帰ってくるけどね」




そうなんだ…
今日は会えないんだ…

残念だな…






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