この空と、私の翼<短編>
赤い財布
私は今27歳。独身…彼氏はいません。
仕事が彼氏の、そんな私にも好きな人がいました。
今は、会えないんですけど…彼と会ったのは四年前でした。
「ヤバ!遅刻だぁ…何で目覚まし止めて、二度寝したゃったんだろう」
私、村井 李衣(リエ)は寝坊して今、走っています。
派遣で事務をしています。
そして、あと少しで会社に着く途中で…
「…きゃっ。」
いたい…。私ってば何やってるんだろう。
こんな何もない所で、転ぶなんて、恥ずかしい。
道に散らばった、荷物を慌て拾っていた。
「…はい、財布。大丈夫だった??
あっ!足から血がでてるよ」
そう言って私の財布と、ハンカチを差し出してくれた。
それが私と彼の出会いでした。
とても優しくて、しっかり者の彼。そして笑うと、ちょっとカワイイんです。
「ありがとうございます。わざわざ拾ってもらっちゃって…あぁ〜ヤバイ。会社に行かなきゃ」
仕事が彼氏の、そんな私にも好きな人がいました。
今は、会えないんですけど…彼と会ったのは四年前でした。
「ヤバ!遅刻だぁ…何で目覚まし止めて、二度寝したゃったんだろう」
私、村井 李衣(リエ)は寝坊して今、走っています。
派遣で事務をしています。
そして、あと少しで会社に着く途中で…
「…きゃっ。」
いたい…。私ってば何やってるんだろう。
こんな何もない所で、転ぶなんて、恥ずかしい。
道に散らばった、荷物を慌て拾っていた。
「…はい、財布。大丈夫だった??
あっ!足から血がでてるよ」
そう言って私の財布と、ハンカチを差し出してくれた。
それが私と彼の出会いでした。
とても優しくて、しっかり者の彼。そして笑うと、ちょっとカワイイんです。
「ありがとうございます。わざわざ拾ってもらっちゃって…あぁ〜ヤバイ。会社に行かなきゃ」