この空と、私の翼<短編>
すると、もう一人近づいてきた…

「真樹どうした??
君はさっきエレベーターで…」

私は自分の目を疑った。
同じ顔の人が二人、本当にそっくりだった。

双子?だよね…。

私がビックリしていると。

「俺ら双子なんだ。そっくりでしょ…。今だに親も間違えるくらいなんだから…」

「そうなんですか…」

私は戸惑いを隠せなかった。


「朝、会ったのが真樹で、エレベーターで会ったのが俺。真人だよ」

と自己紹介をしてくれた。

本当、親でも間違える訳だ。見分けがつかないくらいだった。


「…あっ!あの私は、李衣です。
あの、ハンカチ…洗って返しますから…」

「そんな気にしないで下さい…」


なんだか話しが盛り上がってしまい、真樹さんと真人さんと一緒にご飯を食べていた。


「えぇ〜?真人さんって22歳なの?見えない、私よりも年下なんだ」

鈴夏が興味津々で二人に、質問攻めをしていた。
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