生きる意味
―「そういやあさ」
柚の涙がおさまった頃、俺は柚に問いかけた。
「お前、何号室?」
「306号室」
「お、案外近いな」
「輝は?」
「317」
「ホントだ」
柚は微笑んだ。
夕日はとっくに沈み、月が俺と柚を照らしていた。
柚の涙がおさまった頃、俺は柚に問いかけた。
「お前、何号室?」
「306号室」
「お、案外近いな」
「輝は?」
「317」
「ホントだ」
柚は微笑んだ。
夕日はとっくに沈み、月が俺と柚を照らしていた。