表=下僕彼氏 裏=俺様彼氏
自宅に帰って。

自分のベットに沈む。

アパートに残してきた置手紙を思い出す。

『ごめん。
バイバイ。 別れよ。
だから、アパートも出てくね。』

別れたくなんかなかった。

どんなに意地悪でも、來家のことが大好きだった。

遊ばれるのは、辛いから。

遊ばれるだけだと、あたしはそれ以上を求めちゃうから。


最初は、実はお仕置きだって嬉しかった。

求めてくれることに、安心できた。

だから、sキャラを演じてた。

ホントはどっちかというとMなのに。

求められたくてsを演じてた。


でも、來家があたしに求めてるのは体だけだったから。

体だけの縁なら、切っってよかったと思う。


体だけでも、繋がっていたら、あたしは來家以上の人なんて見つけられなかったと思う。

來家が、あたしの中で理想だし、大好きな人だから。


出会ったことには意味があった。

でも、これからは來家は、私の中の思い出。
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