〔短〕子猫ちゃんたちの新しいお家~
「お腹空いたなぁ」
「ミー ミー ミー」
「君たちもかい、ゴメンヨ今は何もないんだ」
彼等の背中をそっと撫でると、小さな欠伸を一つ、二つ…。
「こんなところで何やってたの?」
懐かしい声に振り返るとそこには優しい顔の…
「母ちゃん!!」
「あら、可愛いわね 最近牛乳の減りが激しいと思ったら」
「母ちゃん、ゴメンナサイ」
「あら、漣は何か悪い事したの?」
「ボク、この子たちをひまわりハウスなんかに連れていかないよ ボク、ここに泊まってお世話するよ」
「そんな事したら風邪ひくわよ」
「いいんだ!!」
「クスッ(笑)その頑固誰に似たのかしら?」
「……」
「さぁ温かいシチューが待ってるわ 帰りましょ」
「……」
「今夜から賑やかになるわね」
「えっ!?」
「連れて帰るんでしょ?」
「いいの?」
「良いも悪いも、もう決めたんでしょ?その代わり、母さんは一切面倒見ませんからね」
「うん、ありがとう☆」