〔短〕子猫ちゃんたちの新しいお家~

 空に上がる花火とそれを映す海の中の花火。


 なんとも幻想的。


 しかも、隣には素敵な人。


 このまま、ずっと ずっと時間が止まればいいのに


 盛大な花火のフィナーレに近付いてきた。


 と同時に別れの時間も近付いてきた。


 「香純ちゃん、今日は楽しかったね」


 来た。
 サヨナラを言われるなら


 「うん。今日は、あり…」


 「僕の隣にずっといて欲しい」


 「えっ!?」


 「逢ったばかりで変かもしれないけど、もっともっと香純ちゃんを知りたいし、一緒に歩んでいきたい」


 「私で…いいの?」


 「うん、香純ちゃんは運命の人だから」


 彼は、力強く答える

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