キミと僕の記憶




あれ?


私を見てる?
まさかね。



知らない子なのだ。
中学も違う。




だけどその男子はやはり私を見ているようで、視線を反らさず近寄ってきた。




え?
え?


やがて私の真ん前に立った。



背が高く、上から奥二重の目が私を見下ろす。



「やっぱり!」



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