キミと僕の記憶
フー………!
パチ!!!
驚愕して目を開けた。
「に……しな?」
「美月ちゃん!!
大丈夫!?
水飲まなかった!?」
顔のまん前に仁科の顔があった。
なん……で
コイツがいるの??
真っ青な顔をして、髪や制服からダラダラと水が落ちている。
「起きれる?
保健室行こう?」
背中に腕が回され、上体を起こした。
くらっとしたけどそのまま立ち上がれた。
プールサイドには他に誰も居なかった。
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