キミと僕の記憶



私の目は点になっているに違いなかった。








「もしかして、覚えてないの?」








て言うかね……







この入学式前の、
緊張感溢れる大事な時間だっていうのに、
















「ふざけんな!からかうなら、もっと余裕ある子にして!」




ぶんっと手を払うと私は走って掲示板へ向かった。



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