キミと僕の記憶


「美月こっち〜同じクラスでよかったね」


後ろの方に座っていた、同じ中学の紗絵子が手を振った。



教室を見渡すと話したことは無くても、同じ中学出身は何人かいる。



よかった〜


ホッとしながら紗絵子に駆け寄った。




「あぁ〜紗江子が居てくれて良かった」


「え?掲示板見なかったの?」


紗江子がきょとんとした。


「も、それどころでじゃなくて、急いで自分のトコだけ見てきたの」



.
< 8 / 74 >

この作品をシェア

pagetop