攻防戦‐KisS
「透!」
ついに声をかけられたのは昼休みだった。
弁当箱を持って駆け寄る。
「何?」
「一緒にご飯食べよう」
「それは無理だよ」
いつもと変わらない調子で出た透の答えはノーだった。
めまいを感じる。
新学期から初めての出来事。
固まった私に容赦なく、透は続ける。
「だって、お前、昨日と一昨日の小テスト受けてないから昼休みと放課後に受けるんだろ」
先程とは違うめまいを感じた。
勉強してるわけねぇよ。
散々な結果だった上、私は放課後まで昼食をとれなかった。
ついに声をかけられたのは昼休みだった。
弁当箱を持って駆け寄る。
「何?」
「一緒にご飯食べよう」
「それは無理だよ」
いつもと変わらない調子で出た透の答えはノーだった。
めまいを感じる。
新学期から初めての出来事。
固まった私に容赦なく、透は続ける。
「だって、お前、昨日と一昨日の小テスト受けてないから昼休みと放課後に受けるんだろ」
先程とは違うめまいを感じた。
勉強してるわけねぇよ。
散々な結果だった上、私は放課後まで昼食をとれなかった。