攻防戦‐KisS
すかさず、伸びた手。
私の指ごとクッキーを食べる。
「あ!ちょっと!!」
柔らかくて粘液を纏った舌の感触。
力ずくで取り返し、睨みつけた。
「俺は長かったな。」
悪びれず微笑む様子は、どこか柴犬に似ている。
そして、透はこう付け加えた。
「千年くらいに感じた」
寿命越えちゃってるよ!
「ああそうですかー。
クイズ出して自分で答えるタイプだねーあんたは
じゃあ問題!世界の中心にいる虫なーんだ」
「ああ、あの映画見たことないんだよね。
主人公なんて名前だっけ…」
「…虫だよ。なぞなぞだよ」
私の指ごとクッキーを食べる。
「あ!ちょっと!!」
柔らかくて粘液を纏った舌の感触。
力ずくで取り返し、睨みつけた。
「俺は長かったな。」
悪びれず微笑む様子は、どこか柴犬に似ている。
そして、透はこう付け加えた。
「千年くらいに感じた」
寿命越えちゃってるよ!
「ああそうですかー。
クイズ出して自分で答えるタイプだねーあんたは
じゃあ問題!世界の中心にいる虫なーんだ」
「ああ、あの映画見たことないんだよね。
主人公なんて名前だっけ…」
「…虫だよ。なぞなぞだよ」