ラブプレ☆マニア
後編
あの海に行った日から一か月。
今日はミチの誕生日。
アイツはそんなこと忘れてるみたいやけど。
俺は、ある計画を立てていた。
……今日、ミチにプロポーズする。
いや、俺らは兄妹やから結婚はできひんけど。
一生ミチを愛し続けることを
俺なりにミチを幸せにすることを誓う。
ミチが不安になるとあかんから、もちろんみんなの予定はおさえてある。
みんなに、俺らの愛の誓いを見届けてもらうんや。
ミチの誕生日の前日。
つまり、昨日。
「ミチ、今日はこれ。」
俺はミチに白衣を手渡す。
ミチは普通に受け取って、それが何かわかった瞬間「げっ。」って言った。
「きょ、今日は……」
「ミチはエロいから、セクシーな女医やな」
「え、エロくないし……!」
そんなこと言いながらミチの顔は真っ赤。
俺は知ってる。
完全に俺の趣味でやってるコスプレを、ミチも秘かに楽しんでる。
だから嫌って言いながらも結局はやってくれるんや。
「エロ……」
俺は思わず呟いてしまった。
だって、予想以上に女医姿のミチはエロい。
あかん、今日は止められへん。
「ミチ、今日はミチがやって」
俺はそう言って目を瞑り、ベッドに横たわった。
*