ラブプレ☆マニア
「あたしは……!」
ミチが何か言おうとした時
「ヒロくん?」
メグミさんの声が聞こえた。
「メグミさん……」
ヤバい。
ミチに今日のことバレるかも……
そんなことを考えていると、突然
「もういい!」
ミチが叫んだ。
そして走り出す。
「ミチ!」
俺が呼んでもミチは止まらなくて。
……あれは絶対なんか勘違いしてる。
そう思った俺は、ヤスに電話をかけた。
『はい!』
「お前、今すぐミチ迎えに行け!」
『え……今すぐっすか?』
「今すぐ!急げ!」
俺はそう言うと、電話を切った。
「ヤスくんにそんな怒らなくても…」
「アイツ、俺に怒られたら喜ぶから」
そう言った俺を、メグミさんは唖然とした表情で見つめていた。
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ヤスとマナちゃんに連れてこられたミチはめっちゃ混乱してたけど、すぐに幸せそうに笑った。
俺とミチの薬指には、輝くエンゲージリング。
ミチを抱きしめながら、一生この温もりを、この笑顔を、
守り続けようと心に誓った。
ヤスはやっぱり俺に怒られて喜んでいた。
「ヒロさんの怒鳴り声はしびれますね~」
ほら、とメグミさんに目を向けると
メグミさんは明らかにヤスを見てどん引きしていた。
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