ラブプレ☆マニア



「さぁ、戻ろう」


「あ、あたしトイレ行ってから帰る」


「わかったぁ」


3人がトイレを出ていくと、フーッとため息をついた。


「恋、探さなあかんのかな……」


「ミチ、恋は探すもんじゃなくて堕ちるもんや」



……はい?


今の声は……


恐る恐る鏡を見ると、隅に予想通りの人物が映っていた。


「兄ちゃん、ここ女子トイレ……」


「それが?」


それが?って、兄ちゃん捕まるし……


あたしがため息をつくと、兄ちゃんは風のように寄ってきて、さっとあたしの顔を両手で包んだ。


「兄ちゃ、…んっ」


誰かに見られたら、なんて心配一瞬で飛んでいく。


兄ちゃんのキスは、一瞬であたしのすべてを引き出す。


感覚も


熱も


兄ちゃんは唇を離すと、ボーっとするあたしの手を引いて個室に入った。


そしてまた、唇を奪う。


「んっ、……はぁ」


舌を絡めていたかと思うと、次は唇を甘噛みして


器用にあたしの舌を兄ちゃんの口の中に誘いこんだ。


両手は兄ちゃんに捕らえられ、片手で押えられる。


そして空いた右手で服の中に手を入れてきた。


ちょ、待って、ここでする気……?!



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