ラブプレ☆マニア
「待っ、……兄ちゃん!」
「なに?」
キスの途中で喋ったあたしに、兄ちゃんはあからさまに不機嫌な顔を見せた。
「ここで、すんの……?」
「うん」
首筋をペロリと舐められて、背中がゾクリとあわ立つ。
「ん……、誰か来たら……」
「そう。それがいいんや。誰かに聞かれるかも、って思うと興奮して、ミチはもっとエロくなる」
自信たっぷりに言い放つ兄ちゃんを見て、確かに思う。
誰かに聞かれるのを想像すると、体の中心がズクリと熱くなった。
それに気づいた兄ちゃんがニヤリと笑う。
「ほら、な。」
いっぱいイかせてやる、と兄ちゃんは耳元で囁いた。
そして。
どこから出してきたのか、なぜか兄ちゃんの手にはフサフサの猫耳。
「ほんまはしっぽもあるんやけど、それはまた今度な」
そう言って嬉しそうにあたしに猫耳をつけた。
「あかん、めっちゃ興奮する」
そんな兄ちゃんに、あたしはニャンニャン鳴かされ、何回もイかされた。
*