ラブプレ☆マニア
4.ビキニはお好き?
朝の5時頃。
キーッと自分の部屋の扉が開く音で目が覚めた。
誰……?って一瞬思ったけど、こんな時間に部屋に来る人なんて一人しかいない。
またか……
「ミチ……」
兄ちゃんの声に閉じてた目を開ける。
「なに……?」
あたしが聞くと、兄ちゃんはニヤリと笑った。
「起きて、準備して」
はい……?
こんな朝早くからどこ行く気?
しかも。
いつも眠そうな兄ちゃんがなんでこんな朝早くから元気なんや。
「早く。もうみんな待ってるから」
「え?!」
みんなって誰?!
疑問なところはすっごい多いけど、兄ちゃんの視線に負けて準備を始めた。
************
「おはよー、ミチちゃん」
「あ、おはよー、ございます……」
うちの前には車が止まってて、その中にはシンゴさんがいた。
そして。
「君がミチちゃん?めっちゃ可愛いやん!」
そういうあなたはカッコいいんですけど……誰?
「あ、俺はシンゴの兄のヨウスケだよ。よろしくね?」
「今日はアニキが車出してくれたんやー」
と、シンゴさんは言った。
*