ラブプレ☆マニア



「あ、おったおった。」


ヨウスケさんはそう言うと、車を停めた。


「お待たせ~」


シンゴさんは、車を降りると、後部座席のドアを開けた。


「おはようございます、ヒロさん!」


「おはようございまーす。あ、みっちゃん!おはよ!」


車に乗り込んできたのは、ヤスとマナだった。


「悪ぃ、ちょっと遅くなって待たせた」


車が走り出すと、シンゴさんは一番後ろの席に座る二人に謝った。


「いや、全然大丈夫っす!どうせ、ミチ、お前が寝坊したんやろ?」


後ろから、ヤスがあたしの頭を軽く叩いてきた。


寝坊っていうか、海に行くって聞かされたん、今日の朝やし……


恨みを込めた瞳で見つめても、静かにテンションの上がってる兄ちゃんは、気づきもしなかった……


**********************


「み、みっちゃん可愛い!!」


そういうマナのほうが可愛いよ?なんて思いながら、自分のビキニを見る。


兄ちゃんが選んだのは、まさかの黒いビキニ。


フリフリのレースが付いている。


確かに、センスはいいかもしれんけどさ……


セクシーすぎません?お兄さん。



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