ラブプレ☆マニア
「もうー、男性陣は体力ないなぁ」
しばらくみんなで海の中で遊んでたけど、疲れたといって、男たちは海から上がってしまった。
マナと二人、海にプカプカと浮く。
「みっちゃんー?」
「なにー?」
「ヒロさんと、付き合ってんの?」
マナの不意打ちの言葉に、思わずむせそうになる。
「つ、付き合ってるって!なんで?!」
マナは今まで何も言ってこなかったし
何も聞いてこなかった。
「だってみっちゃん、ヒロさんのこと好きやろ?」
好き、じゃ、ないよ。
「なんでよ。あたしら、兄妹やし。」
血の繋がった、ね。
「なんでそう思うの?」
「みっちゃんな、ヒロさんと血が繋がってるのを嫌がってるように見える」
え……?
そんなこと初めて言われたし、自分自身もそういう風に思ってるつもりはなかった。
マナには、そういう風に見えるん?
「みっちゃん、ヒロさんナンパされてるで?」
マナの言葉に、ビーチに座ってる兄ちゃんを見る。
確かに、兄ちゃんはセクシーなお姉さま系の女の人と話してる。
「他の女の人も、話しかけてないだけでヒロさんのことチラチラ見てる。」
確かに、マナの言う通り。
兄ちゃんを見て、顔を赤らめてる女の子がいっぱいいた。
*