ラブプレ☆マニア


「みっちゃん、ちょっと嫌って思ってるやろ」


なんか、胸が痛くなる。


だって、マナの言葉は図星やったから。


「今まで何も言わんかったけど、ずっと思ってた。みっちゃんはヒロさんのこと好きなんじゃないかって。」


「マナ……」


「兄妹とか、私は関係ないと思うけどなぁ。私はヤスくんがお兄ちゃんでも、絶対好きになってたもん」


でも、誰も認めてくれへんよ?


誰も、応援してくれへん。


それに、兄ちゃんがあたしのことどう思ってるんかもわからんし。


ただ、あたしとするのが気持ちいいから襲ってくるだけやと思うし。


「あかんもん……。好きになっても、幸せになれへんし。」


「アホやなぁ、みっちゃんは。ヒロさん、みっちゃんのことめっちゃ大切にしてるやん。みっちゃんを特別視してんのまるわかりやし。それに、私もヤスくんもシンゴさんも、応援するよ?頼りない?」


「マナ……」


うわ、どうしよ。


めっちゃ泣きそう。


あたしもしかして


ほんまに兄ちゃんがす……


「ミチホちゃーん!!」


……はい?



*
< 35 / 108 >

この作品をシェア

pagetop