ラブプレ☆マニア
ここまで行くと、ただの変態っていうより
尊敬の念すら湧いてきた……。
その衣装の中から、兄ちゃんに頼まれたモノを取り出す。
こんなもん持って来いなんて嫌な予感しかしんけど、頼まれたから持っていかへんわけにもいかんよね……
はぁ、とため息をつくと、あたしはそれをカバンに入れた。
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アレを探してたら、少し遅い時間になってしまった。
あたしは小走りで病院に向かう。
病院に着くと、もう面会時間は終わりに近いのか、あまり人はいなかった。
兄ちゃんの病室の前で、足を止める。
そして、扉を開けようとした時。
「ヒロくぅん……」
あの、エロナースの声がした。
な、なにを……!
少しだけ扉を開けて中を覗いてみる。
ギャー!兄ちゃんが危ない!
なんと、あのエロナースは兄ちゃんに跨っていた。
そして、胸を寄せたり上げたり、腰をクネクネしている。
確かに、色っぽいかもしれんけど……
肝心の兄ちゃんは無表情で、それもどちらかというと冷たい目でエロナースを見ていた。
たまに足が痛むのか、顔をしかめてる。
か、看護師のくせに患者になんてことを!
あたしはある決意を胸に、走り出した。
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