ラブプレ☆マニア



『「あの二人のキス写真持ってるんです。それを親に送ったら、あの二人は別れるでしょう。そしたらミチホさんはあなたのものになりますよ」って言うとった』


あの、タコ女…!


「そ、それで大沢くんはどうしたん?」


『「あー、それなら俺も持ってますよ」って言った。アイツびっくりしとったな~』


大沢くんは、すごく楽しそうに笑っている。

『「持ってるのに、なんで親に送らないんですか?!ミチホさんが手に入るのに!」って言われた。確かに、ミチホちゃんが手に入ったら嬉しいけどな~』


大沢くんは、少し黙る。


「大沢くん……?」


『ミチホちゃんは、俺のものにはならんってちゃんとわかってるって言った。』


「え……?」


『ミチホちゃんな、俺が脅して「付き合って」って言った時、自分がなんて言ったか覚えとる?』


それって確か、合コンの時やんな……?


確か、「大沢くんのこと好きになれんから付き合えん」って言った……


『あの時さ、もしかしたらお兄さんとの関係親にバラされるかもしれんかったのに、人生メチャクチャになってたかもしれんのに、俺を気遣ってくれたよな?「付き合っても傷つけるだけや」って』



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