ラブプレ☆マニア


「なぁ、ミチ。」


「……っ」


「俺は、ミチが好きやで?」


「うわーん!」


兄ちゃんのアホー!


「はぁ、めっちゃミチを抱きたい」


「兄ちゃん……あたしもしたい…。」


は、初めて言った…!


兄ちゃんも、驚いた顔であたしを見てる。


「もう…、もう絶対離さん。嫌って言っても絶対抱く」


兄ちゃんは、あたしの服の中に手を入れてきた。


「足痛いから、ミチが動いてな?」


「う……」


恥ずかしいけど、こんな色っぽい兄ちゃんの顔見たらイヤなんて言えん……


「ん……」


兄ちゃんの指が胸に触れる。


「兄、ちゃん……」


「ん?」


「好き、大好き…」


「うん、知ってるよ」


兄ちゃん、もう一生こんなに好きな人できん。


だから、お願い。


誰も、この幸せ壊さんといて……



その時。


ガチャッてリビングのドアが開いた。


「お母、さん……」


「ミチ……」


この状況、絶対言い訳はできん。


どうしよ、兄ちゃん……!



*
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