ラブプレ☆マニア

「ごめんな、みっちゃん」


「ううん」


しばらくすると落ち着いてきたのか、マナは話し始めた。


「みっちゃん、ヤスくんの元カノ知ってる?」


「ううん、知らん」


「ヤスくんの元カノな、大学生でめっちゃキレイで大人な人やった。前、たまたま会ったん」


「………」


「ヤスくんの初めての相手、その人なん。私その人と違って経験ないから……、ヤスくんのこと満足させられへんかもしれん」


「マナ………」


「それが、怖いの」


あたしは、好きになる前からそういう関係やったからマナのように思ったことはないけど。


少しだけなら、わかる気がした。


あたしにもっとテクニックがあったら、兄ちゃんもっと気持ちいいんかな?とか、思ったことはあるから。


……だけどな、マナ。


ほんまに、そうなんかな?


「なぁ、マナ。あたしな、兄ちゃんとエッチすんのめっちゃ幸せ。」


「……」


「あたし、兄ちゃんが初めてやで?兄ちゃんはたぶん、あたしが初めてじゃないけど」


「みっちゃん……」


兄ちゃんはいつも、溢れんばかりの愛をくれる。


「兄ちゃん、あたしが感じてんの見ると、さらに気持ちよくなるって言ってた」



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