ラブプレ☆マニア
兄ちゃんはずっと、どんな思いであたしを見続けてくれたんやろう?
両想いになった時も、今も
あたしが兄ちゃんの気持ちを受け止めた時、兄ちゃんはこうやって涙を流す。
思えばあたしは、兄ちゃんを好きになる前も、好きになってからも
兄ちゃんの大きな愛に守られているんだ。
「兄妹で愛し合う」それはすごく罪深いことなのに
その罪をあたしがそんなに感じなかったのは、
……兄ちゃんがいつも、守ってくれたから。
兄ちゃんはもしかしたらずっと
見た目以上に罪を、感じていたのかもしれない。
「兄ちゃん、好き」
「…うん…っ」
「ほんまに好き」
「ミチ……、俺も、死ぬほど好きや…っ」
兄ちゃんの泣き顔にキスをすると
兄ちゃんは幸せそうに、微笑んだ………
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次の日。
「みっちゃん、おはよー」
いつも通りのヤスとマナ。
どうなったんか、聞きたいけど……
なんとなく、聞きづらい。
「……みっちゃん」
「ん?」
「みっちゃんの言う通り、めっちゃ幸せやった」
そう言ったマナは、ほんまに幸せそうで。
「そっか……っ」
あたしは泣きそうになってしまった。
「おーい」
前を歩いてた兄ちゃんとヤスが、あたしらを呼ぶ。
兄ちゃんの、優しい笑顔を見て
あたしはゆっくり歩き出した。
*