ラブプレ☆マニア
「ミチホちゃん以外でも、あんたやったらいっぱい相手いるやろ?!やのに、なんでわざわざ妹と……っ」
あぁ、コイツ
人を好きになったん初めてなんや。
妹やのにわざわざミチに手を出す理由?
そんなん決まっとるやろ。
「ミチが一番、キモチイイから。」
ミチが、好きやから。
なぁ、大沢。お前知らんやろ
好きな女とのセックスは、死ぬほど気持ちいい。
だけど、死ぬほど苦しい……
俺はミチの手を引いて歩き出した。
大沢はもう、何も言わなかった。
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家に帰ると、俺はミチの体をドアに押し付けた。
「った……」
ミチが痛そうに顔を歪める。
だけど俺には、ミチを気遣う余裕はなかった。
「アイツ、誰?なに?」
「に、兄ちゃん……」
「答えろ。犯すぞ」
そしてミチは、何もないと言った。
そのミチの言葉に、俺の心はバカみたいに落ち着いていく。
ミチは、どんな俺も受け止めてくれる。
なぁ、ミチ
俺そろそろ限界かも。
お前を、俺のものにしたくて仕方ない。
兄妹で愛し合うことの罪も罪悪感も
全部全部、俺が背負うから
だからどうか、ミチの笑顔を誰よりも近くで見守らせてください。
「兄」じゃなくて、「男」として……
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