ラブプレ☆マニア


「海やー!」


ヤスの言葉に、マナちゃんが微笑む。


ミチも俺の隣で少し嬉しそうに微笑んでいた。


ヨウスケさんとシンゴとヤスがいろいろ準備をしてくれる。


ミチとマナちゃんは着替えに行った。


俺は一人、ボーっと座っていた。


そこに、女が二人近づいてきた。


「ねぇ、お兄さん一人?」


一人で海に遊びに来れる奴おったら見てみたいわ。


「……いや、違う。」


明らかに、逆ナン。


普通の男やったら、喜ぶと思うけど。



「ねぇ、お友達も一緒でいいから私たちと遊ばない?」


あ?なにその上から目線。


「いや、……いいわ」


そこに、


「おいヒロテメー!お前なんで手伝わへんねん!しかもこんな綺麗なお姉さんたちと喋って!」


シンゴが怒鳴りながら近づいてくる。


そして女たちにヘラッと笑いかけた。



「え?お友達?!超カッコいいんだけど!」


「しかも関西弁!かわいー!」


あいにく俺は、シンゴほど女に優しくないんで。


ずっと無視してると、その女たちは今度はシンゴに言った。



「ねぇ、私たちと遊ぼうよ。こんなカッコいい男の子たち初めて見たよ」




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