電波VUギ・Uギ
ある日、玲子が


「俊夫。聞いて。
神様がね、私が守れなかったのは仕方の無い事だった、ってね?奪った人に天罰を与えてくれたの」




「そうか。それは良かったね」




俺は玲子の電波めいた発言になれてしまっていた。




TVをつける。



「…この男性は、ビルの屋上から何者かに突き落とされたと見られており…」



NEWSキャスターが淡々と話している。



いつもなら気にしないような内容だったが。
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